金買取ガイド高価買取業者をリサーチ 金買取ガイド高価買取業者をリサーチ

不老不死まで願った錬金術の歴史と現代への貢献

他の物質から自由自在にゴールドを生み出す「錬金術」。
魔法や漫画でもあるまいし…と科学が発達した現代では誰もが一蹴してしまう技術ですが、昔の人々は本気で挑んでいたのです。
そしてその結果が意外な成果を生み、今の私たちの暮らしに貢献している事をご存知でしょうか。

「賢者の石」「不老不死」が目的だった錬金術

錬金術は「賢者の石」を作ることと「不老不死」が最終目的であり広範囲では錬金術が絡んだ思想や哲学も指します。賢者の石とは鉛などの質の悪い物質を、金を始めたとした価値の高い物質に変える触媒のようなもので、霊薬とも呼ばれます。賢者の石そのものがエリクサー(永遠の生命)という解釈も存在するようです。
現代では小説や漫画といったファンタジーの題材として多く扱われています。

錬金術の発祥は古代エジプトが有力・中国でも盛んだった

錬金術の発祥はギリシア・エジプト・メソポタミアなどの諸説があるものの実は定かではありません。実際に古代エジプトではミイラの作成の為に薬品の調合が盛んであり、宝石の加工や着色技術も発達していた事から古代エジプトが最も有力視されています。中国では仙人(不老不死)になる為に錬金術が研究されましたが、実際に永遠を欲した皇帝たちが飲んでいたのは水銀。長生きどころか寿命を縮めた結果となってしまいました。

ニュートンやユングまでもが錬金術を研究

万有引力という世紀の大発見をしたアイザック・ニュートンも錬金術の魅力に取りつかれ沢山の著書を残した一人です。
高名な心理学者であるカール・グスタフ・ユングは「心理学と錬金術」という人間の心理から錬金術に着目しました。
ユングは錬金術にとどまらず神秘的なものは「対立しあうものの結合」を人々が深層心理で望んでいると指摘し、錬金術に物質の変化は心の変容のプロセスに例えられるとしました。

火薬を始め文明の発達に貢献した錬金術

中東では錬金術が蒸留器の発明に繋がり、天然からの成分単離は化学工業の道を大きく開くことになりました。
更にヨーロッパでは陶器の白磁に成功。それまで日本・中国に頼り切りであった陶器を独自の文化で華開くことができたのです。
中東で生まれた多くの金属を酸化させる王水は、現代では分析化学の分野で大変重宝されています。
なんといっても中国の火薬の発見が一番の功績と言えましょう。硫黄・硝酸・木炭を調合していた時に偶然発見されたと言われています。

宗教や神秘主義までに影響を与えた錬金術は科学としては成功しませんでしたが、文明の発達といった側面から言えば大成功だったと言えましょう。