金買取ガイド高価買取業者をリサーチ 金買取ガイド高価買取業者をリサーチ

金泊は職人技が生み出す伝統品

金の特徴として非常に薄く伸ばせることが挙げられます。これを活かしたのが皆さんご存知の「金箔」です。 一般的に使用されているものでも厚さわずか0.0001ミリメートルというから驚きです。その産地、制作工程や種類、意外な副産物までその秘密に一気に迫りたいと思います。

日本の金箔産地は99.9%が石川県!

金箔の産地は日本をはじめとしたアジア圏、ヨーロッパと幅広く、特に日本では石川県金沢市が総生産量99.9%を占める重要な産地となっています。石川県が日本一の生産量を誇る理由は近辺での伝統工芸の発達があります。
漆塗りや蒔絵の装飾には欠かせないものでした。江戸時代の箔打ち禁止令の中でもその伝統は受け続けられ、現代では制作所が観光スポットとなり町おこしにも一役買っているほどです。

制作過程は7段階!手間暇がかかるのが金箔作り

金箔の制作は澄屋と箔屋に分かれて行います。まずは澄屋から始まり、金合わせ。金・銀・銅を坩堝に入れ1300°という超高温で溶かし型に入れ冷やし固めます。
次の段階は延金と呼ばれ合金を帯び状に伸ばし6cm角に切断していきます。その後、叩いて延ばす澄打ちに入りますがこの工程は①小兵②荒金③小重④大重⑤仕上がり澄と5回に分かれています。
仕上がり澄はここから箔屋に渡され、切り箸で更に小間切れにし、広物帳という分厚い本のような物の中で一時保管します。これを引き入れといいます。
引き入れが終了したら上下に紙を挟み機械で打っていきます。この工程は機械の方がムラなく伸ばせるので今では手作業による打ち延ばしは行われていません。
その次に渡し仕事・抜き仕事に入ります。延ばした金を別の紙に更にうつし紙一杯まで打っていきます。
その後仕上がり別に分けてまた広物帳に戻します。最後に所定の大きさに切りそろえてようやく出来上がりです。
ちなみに5円玉と同じ重さの金で畳一畳分の金箔が作れるのですよ。

金箔には断切と縁付の2種類がある

金箔にも種類があり大別すると2種。断切と縁付です。断切は眩い輝きが特徴でなめらかな表面を持っています。
大量生産を目的とし製造は機械で行われるため安価で手に入ります。人の手で丹念に作られたのが縁付です。
和紙を使用し職人の手で伸ばしていきます。手間暇がかかるためこちらは高価。控えめな光沢と叩かれた際の跡が縁付になります。
この他にも純度が高い順に・五毛色(98.91%)・一号色(97.66%)・二号色(96.72%)・三号色(95.79%)・四号色(94.43%)・三歩色(75.53%)と細かく分類されています。

金箔作りの副産物はお馴染み「油とり紙」

今では女性のみならず若い男性に浸透した油とり紙。これが金箔作りの副産物ということをご存知ですか?もう金箔を延ばせなくなるほど使い続けた箔打ち紙(打ち延ばしの際に間に挟む紙)が油を大変吸収することから使用されています。10年以上製造に使われた箔打紙は高級品として流通しています。油とり紙って実はとてもエコロジーだったのですね。

幾度にもわたる制作過程は細かな作業が得意な日本人にぴったりですね。その繊細さは高く評価されプロダクトデザインや建築物と引っ張りだこです。金箔のたぐいまれな魅力と伝統技術を新しい世代にしっかり伝えてきたいですね。

金買取ガイドのTOPへ